

神戸市立王子動物園で2007年(平成19年)10月21日に誕生したインドゾウの赤ちゃん「オウジ」(オス、1歳)の公開を、2008年(平成20年)11月25日より中止しています。
「オウジ」は日本で生まれた3頭目のインドゾウでオスとしては初めての赤ちゃんです。母ゾウが子育てをできなかったため、誕生当初は飼育員が24時間体制で動物園に泊り込み、ミルクを与えて育ててきました。一般公募により「オウジ」と名付けられ、生まれたとき154kgだった体重も1歳を迎えた今年10 月には約480kgに成長しました。昨年12月15日より屋内公開を始め、今年の3月20日からパドック(小さい運動場)での屋外公開も行っていました。
今年9月中頃から足に異常を示し経過を観察していましたが、11月25日の朝には起立できなくなり、現在はゾウ舎寝室内(非公開)で安静状態にしています。
原因についてはレントゲン検査の結果、「骨軟化症」(なんらかの原因で骨が弱くなっている。)と思われ、右前肢の前腕部に圧迫骨折が見られました。骨が弱くなってしまった原因については、現在調査中です。
なお現在の「オウジ」は飼育員から与えられたミルクや野菜ジュース、スポーツドリンクなどをよく飲んでいます。
がんばれオウジ!
http://osaka.yomiuri.co.jp/animal/genre1/20081203-OYO8T00351.htm
国内で初めて生まれたオスのインドゾウ、神戸市立王子動物園(同市灘区)の「オウジ」(1歳)が右前脚を骨折していたことがわかり、同動物園は2日、「当面公開を中止する」と発表した。
同園では3年前にも、姉の「モモ」(当時1歳2か月)が脚の骨を折り、5か月後に死んでいる。飼育員は「オウジは何とか助けたい」と懸命の治療を続けている。
オウジは昨年10月21日、父「マック」と母「ズゼ」の間に誕生。ズゼが子育てできないため、飼育員が人工保育している。11月5日現在の体重は489キロで、生まれた当初の3倍近くに成長していた。
発表によると、オウジは1歳の誕生会の後、脚をひきずるようになった。11月初旬から屋外公開を取りやめて経過を観察していたが、25日朝、オウジがゾウ舎で立てなくなっているのを飼育員が発見。30日のレントゲン検査で、右前脚の関節が圧迫骨折していることが判明した。
現在、オウジは、ゾウ舎に敷かれたエアマットに横たわっており、飼育員がミルクや野菜ジュースなどを与えている。また、1日1回は、7〜8人がかりで寝返りを打たせ、カルシウムを点滴しているという。
姉のモモについては、死後の検査で骨密度が低かったことがわかり、飼育員は両親が同じオウジについてもエサを工夫するなどの注意を払っていた。同園の広報担当者は「なぜ骨が弱くなったのか原因が分からない。今は安静にすることが第一で、早く回復するよう見守りたい」と話している。

